2020年10月の記事一覧
大糸線踏破の旅!!その2(小滝~白馬大池)後編
投稿日:2020年10月10日
➂中土駅への道筋もトンネルまたトンネルの連続であった。特に13時40分から14時2分にかけて通過したトンネルは途中電灯が消えている箇所が随所にあり、段差20cm位ある幅60㎝位の歩道を車道に落ちない様、暗中模索で必至に歩いた。トンネル内を走る車の照明が、大きな援軍となった。本日のような暗闇内の長時間にわたるトンネルの通過は、これまでのウォーキングで初の体験となった。それにしても危険な22分の行程であった。懐中電灯の必要性を痛感した時間でもあった。途中、トンネルを抜け出す十字路があったが、誤ってそのまま直進する。その結果迷路に入ることとなる。
※まもなく洞門を出る!!中土駅への標識、引き返す道筋
※姫川沿いを歩く、JR線の橋(1ヶ月前この橋で列車緊急停車)、中土駅
④14時21分から14時42分にかけて、1,680mあるトンネルを通過した先で、運よく中土駅への道路標識を見つける。国道から一般道に出た際、行き過ぎているのが分からず、南小谷駅方面に向かっていた。通りかけた人に、中土駅への道筋をお伺いする。「この路を引き返し、15分位姫川沿いに歩いた先あります。」との回答を得る。自分は行き過ぎたと認識していなかったため、頭の中が混乱まま中土駅を目指す。15時5分、路線バスと対面する。幾つかの洞門を越えて、中土駅には15時7分到着する。20分位、行き過ぎていた。中土駅で南小谷駅と北小谷駅の位置関係を確認する。戻った延長線に北小谷駅があるので驚いた。ここで、初めてトンネル十字路からの誤りに気付く。この駅での駅舎の確認作業は今回の旅で一番のタイムリーヒットかも知れない。同時にウォーキングの醍醐味を味わった中土駅への道筋であった。
※中土駅、南小谷郵便局、南小谷駅への路
※南雨中交差点、南小谷駅
⑤15時27分、路に迷った箇所に到着し、国道148号に戻る。ここからは、姫川に沿って鉄道と国道148号線が並走し、白馬大池駅へと続いていた。概ね下りの道筋となる。
15時58分、南小谷行きのバスが通過していて行く。小谷村の中心街を通り、南小谷駅には16時11分到着。朝の南小谷駅を懐かしく思いつつ千国駅を目指す。千国駅は国道148号線から50m位下りた地点にあった。もう少しで通り過ぎるところであったが、ナビと地元の方のお蔭で、運よく16時38分踏破できる。
※千国駅
※国道から下りた道筋、この建物から千国駅への通路あり、白馬大池への路
16時47分、松本71㎞、大町34㎞、白馬9㎞と記した道路標識前を通過。その先で修学旅行のバス数台と対面する。17時5分、洞門を通過する。遠くに故郷にある白山(富士山タイプの山)が見えて来る。17時26分、本日の終着駅白馬大池駅に到着する。信濃大町行きの電車は、18時7分であった。待ち時間を利用して、駅舎にある東日本・大糸線白馬大池ノートに、メモする。
※白山のような山、白馬大池駅
※大糸線の感動を発信する
⑥信濃大町には18時52分戻る。本日はホテルにある食事処が休みなので、デリシアというスーパーで晩酌用の買い物をして、ホテルの部屋でささやかな祝杯をあげる。中身の濃い一日であった。
※18時7分の電車で信濃大町駅へ、デリシア
大糸線踏破の旅!!その2(小滝~白馬大池)前編
投稿日:2020年10月10日
2020年10月4日(日)曇り、大糸線踏破の旅の第2弾は、小滝駅から白馬大池駅までの26.4㎞に挑戦する。鉄道沿線には北アルプスの山並みと姫川が前方に立ちはだかり、トンネルまたトンネルの道筋で、今回のシリーズで最も難しいコースであった。しかし、運よく、暑くなし寒くなしで、最高のウォーキング日和であった。
※信濃大町駅
※南小谷駅
※南小谷駅、糸魚川駅行の車内(1名乗車)、車窓からの風景
信濃大池駅から始発の列車で、南小谷駅、小滝駅と移動する。南小谷駅からはJR東日本(電化路線:主に2両編成)からJR西日本(非電化路線:1両編成)となる。南小谷駅で22分の待ち合わせ時間があった。信濃大町駅発7時18分の2番目の電車だと、何と南小谷駅で1時間45分の待ち合わせ時間となる。それ故、6時10分発の始発電車を選定した。加えて、ダイヤが少ないため、南小谷駅から糸魚川駅までの営業キロ35.3㎞はこれまでの歩き鉄で5本指に入る難関なコースであった。
小滝駅まで沿線の風景をウォッチしながら移動する。途中、簗場駅(やなば)と白馬駅で対向電車を待ち合わせる。南小谷駅からは私を含め6名と寂しい乗客。小滝手前の平岩駅で3名下車(白馬岳登山か?)となり、平岩駅から小滝駅までは3名となった。
本日の各駅舎到着時刻は次の通り。
小滝(8:15)〜平岩(10:33)~北小谷(13:15)~中土(15:07)~南小谷(16:11)〜千国(16:38)~白馬大池(17:26)
※小滝駅
①小滝駅から平岩駅までの営業キロ6.8㎞はトンネルと洞門の繰り返しで平岩P(10時2分)まで続く。途中、糸魚川駅行バス(9時19分)と対面する。洞門から適宜姫川の景観を画像に収めながら歩く。トンネルを出た際、茶臼トンネル・小滝トンネル5,777mとあった。平岩Pから平岩駅までは、姫川に沿った下り坂の路筋を進行する。途中、1名の自転車野郎と対面(10時10分)し挨拶を交わす。10時22分、国道148号線から離れ、県道375号に切り替える。国道の交差点先はトンネルが続いていた。(当初はこのトンネルに戻るコースを想定)。
※これから長い長いトンネルに入る!!洞門から観た姫川の風貌
※トンネル内の様子、洞門内の様子、トンネル・洞門内の間の道筋
10時30分、大所川橋を渡った先に平岩駅(10時33分)があった。平岩駅前後で25分位、一時的な雨に遭遇する。南小谷駅員に問い合わせたところ、「県道375号線は峠越えのため、一人歩きや止めた方がいい」との助言がった。それ故、平岩駅前の店で、駅前の道筋を通って北小谷駅まで行けるか否かを問い合わせる。「通り抜けできます。葛葉峠を下った先で国道に連絡します」との回答を得、ホットする。街道歩き達人高野氏の推奨言葉を思い出した。「千国街道(ちくに)はいいですよ」を。
※まもなく長いトンネルを通過!!平岩パーキング、工事中の現場
※先の交差点を左折、田中屋旅館、糸魚川行きの列車
※平岩駅前(白馬岳登山口看板)、平岩駅
②平岩駅から白い大仏が目に入った。これからその大仏を目指して歩くこととなる。10時41分、万歩計で135歩ある平岩洞門を通過する。この界隈は新潟県糸魚川市であった。10時56分、雨上がる。同時に千国街道を上る時間帯となる。11時7分、平岩駅から見た大仏(宝財)前に到着。階段を駆け上がった先にあった。残念ながら、大仏前は雑草が生い茂っていた。本日の安全を祈願する。11時24分、ボッカトチノキ(天然記念物:1971年3月26日)前を通過。50年の歳月でこのような大木に変身するのには驚いた。11時31分、葛葉峠に到達。ここから下り坂となる。11時37分、万歩計で137歩ある葛葉洞門を通過する。ここから暫く洞門が続く。
※遠くに大仏、平岩洞門、くねくねした坂道を上る
※大仏
※大仏、ボッカトチノキ
※葛葉峠、葛葉洞門
※千国街道満喫しました!!国界橋、新潟県糸魚川市から長野県小谷村となる
11時55分、国道148号線に合流する。11時56分、万歩計で128歩ある国界橋を渡る。その先に603mある湯原トンネルがあった。このトンネルから長野県小谷村となる。曇り空から晴れとなる。トンネル内で12時のサイレンを聞く。12時31分、1,070mある塩坂トンネルに入るや否や、ゴーゴーという空調を聞きながらこのトンネルを通過する。12時47分、道の駅小谷でかき揚げそばを頂く。この店で北小谷駅への道筋をお伺いする。「小谷大橋を渡り、階段を下った先に北小谷駅があります。」との回答を得る。教えて頂いた通り歩いた先に、北小谷駅(13時15分)があった。この駅舎は、朝車窓から見た通り、姫川、小谷大橋、道路、JR線が複雑に絡み、複雑な場所にあった。
※トンネル内でゴーゴーという正体、道の駅小谷でランチ
※道の駅小谷にある恐竜親子、橋の向こうに北小谷駅
※北小谷駅、中土駅への路
(その2)後編に続く!!
大糸線踏破の旅!!その1(穂高~信濃大町)
投稿日:2020年10月09日
2020年10月3日(土)晴れ、大糸線踏破の旅の第1弾は、穂高駅から信濃大町駅までの営業キロ18.9㎞に挑戦する。先月と同様、あずさ5号(八王子発8時33分)を利用し、穂高駅までに移動する。先月と比べ、ゴーツーキャンペーン実施の効果のためか、指定席8号車両は50%位の乗車率であった。小淵沢駅で小梅線乗り換えのためか、かなりの乗客が下車する。
※八王子駅、あずさ5号、小淵沢駅
※乗車券と特急券、穂高駅
前回と同様、八王子から穂高までの車窓からの風景を楽しみながらの移動となる。最近、中央本線PDFをカッシー館で発信したにもかかわらず、残念ながら途中通過する駅舎名までは掌握できず。人間の記憶とは怪しいものであると痛感。そんなことを考えているうちに穂高駅に到着する。
※穂高駅、駅前にある道祖神
本日の歩きは、有明山(信濃富士)を観賞しながら、概ね平坦な国道147号線に沿って駅舎があり歩きやすかった。本日の穂高駅から信濃大町駅までの到着時刻は次の通り。
穂高(10:54)~有明(11:49)~安曇追分(12:13)~細野(13:10)~北細野(13:31)~信濃松川(14:13)~安曇沓掛(15:04)~信濃常盤(15:47)~南大町(16:45)~信濃大町(17:08)
①穂高駅前には道の神様”道祖神”が祭られていた。碌山通り(信濃賂自然歩道)を通り有明駅を目指す。11時26分、国道147号線に合流する。11時33分、万歩計で320歩ある赤い穂高橋(穂高川)を渡る。少し行った先に有明駅があった。この駅から少し行った先で、地元の方に富士山のような山をお伺いする。”有明山”(標高2,268m)と教えて頂く。以下この山を観賞しながら、信濃大町駅を目指す。安曇追分駅には12時13分到着する。駅前の食堂で昼食も考えたが、生憎満席の状態であったのでパスする。
※穂高駅、碌山通り、しなの81号(名古屋始発)
※穂高橋、有明駅
※有明山、安曇追分駅
②12時28分、JR線を跨ぎ、JR線の左側に出る。その先は安曇野市土場という地名であった。12時40分、二十三夜の神前を通過。その先で国道から農道に方向転換する。坦々と歩いた先に細野駅があった。そして、正面に有明山を見ながら歩き、北細野踏切を横切った先に北細野駅(13時31分)があった。北細野駅に到着するや否や下り特急電車が通過して行く。
※安曇追分駅、普通電車と対面(2両編成)、細野駅
※北細野駅、下りあずさ77号通過
➂13時37分、国道147号線に戻り、信濃松川駅を目指す。14時2分、糸魚川・大町の標識を目にする。14時10分、松川村役場があった。昨今合併合併が続く中、自主独立で頑張っている松川村に感服した。松川村観光協会が駅舎に隣接してある信濃松川駅には14時13分に到着。歩道には鈴虫のアニメが記されていた。
※北細野駅界隈の有明山、信濃松川駅
※信濃松川駅
④14時26分、糸魚川88㎞、白馬35㎞、大町10㎞と記した地点を通過。14時40分、松川村から大町市となる。少し行った先で放し飼いになっている数羽のニワトリと対面する。近くに”沃野のうた”と題して3対の像があった。15時4分、安曇沓掛駅に到着する。15時11分、JR線を跨ぎ鉄道の右側となる。
※大町市、松川村、放し飼いのニワトリ
※沃野のうた、安曇沓掛駅
⑤15時35分、曇り空から晴れとなる。15時47分、信濃常盤駅に到着するや否や、上り特急電車が通過して行く。16時4分、一本木神社に遅まきながら本日の安全を祈願する。背後に”神徳遍八紘”と記した広間があった。16時34分、万歩計で499歩ある上一上橋(高瀬川)を通過する。この橋を渡るや否や、鉄道が道路近くに接近して来る。16時45分、南大町駅に到着する。17時2分道路下を潜り、光明道踏切を横切り、鉄道の左側となる。この踏切から400m位先に信濃大町駅のホームが見えてくる。鉄道沿いに歩いた先に信濃大町駅(17時8分)があった。
※信濃常盤駅への路、信濃常盤駅
※一本木神社、南大町駅
⑥駅前に本日から3日間宿泊するホテルルートインがあった。ロビーでは沢山の宿泊者がチェックインしていた。一汗流し、ホテルにある食事処で本日の疲れを癒す。
※道路下を潜る、遠くに信濃大町駅
※信濃大町駅、ホテルの食事処で祝杯!!
続く!!
大糸線踏破の旅!!そのプランとは
投稿日:2020年10月07日
大糸線の旅(91.8km)
〇10月3日(土)晴れ
あずさ5号 八王子8:33→穂高10:54
穂高~有明~安曇追分~細野~北細野~信濃松川
~安曇沓掛~信濃常盤~南大町~信濃大町(18.9㎞)
信濃大町泊(ホテルルートイン信濃大町:050-5576-7888)
〇10月4日(日)曇り
信濃大町 6:10 → 南小谷 7:17
南小谷 7:39 → 小滝 8:15
小滝〜平岩~北小谷~中土~南小谷〜千国~白馬大池(26.4㎞)
白馬大池18:07 → 信濃大町18:52
信濃大町泊
〇10月5日(月)曇り/一時雨/晴れ
信濃大町 6:10 → 白馬大池7:07
白馬大池~信濃森上~白馬~飯森~神代~南神代~簗場(やなば)
〜海ノ口~稲尾~信濃木崎~北大町~信濃大町(30.3㎞)
信濃大町泊
〇10月6日(火)晴れ
信濃大町8:37 → 穂高9:05
穂高~柏矢町~豊科~南豊科~中萱~一日市場~梓橋
~島高松~島内~北松本〜松本(16.2㎞)
松本泊(東横イン松本駅前本町)
〇10月7日(水)晴れ
国宝松本城・松本市博物館・松本市時計博物館散策
あずさ26号 松本12:10 → 八王子 14:10 (26分遅延で到着)
変化にとんだ路線でした!!大糸線を無事踏破!!
投稿日:2020年10月07日
2020年10月3日(土)から4泊5日の旅行プランで、新潟県と長野県を走る大糸線(糸魚川〜松本:営業キロ105.4㎞)を全駅舎立ち寄りながら、無事松本駅で踏破しました。
※糸魚川〜南小谷(みなみおたり):JR西日本(非電化)、南小谷~松本:JR東日本(電化)
なお、9月5日(土)に糸魚川駅から小滝駅までの区間(13.6㎞)は踏破済でしたので、今回の旅は、小滝駅から松本駅までの区間91.8㎞でOKでした。予定通り有言実行でき感無量の思いです。
大糸線を振り返ると、小滝から中土まではトンネルまたトンネルで大変な区間でした。加えて、糸魚川駅から南小谷の区間は、一日のダイヤが少ないので、何処に宿をとるかがネックでした。一方、信濃大町から松本までは平坦で歩きやすいコースでした。また、ダイヤも1時間位の間隔でダイヤもあったので。詳細は順次発信させて頂きます。
今回大糸線を踏破することにより、本州の中央部分の路線を通じ、日本海側への横断的なルートが3つできました。すなわち、ひとつは北陸本線から敦賀、二つ目は中央本線などから糸魚川、三つ目は信越本線などから直江津です。本州の路線図が少し整理でき、嬉しい限りです。
今回の旅を通じ、通算営業キロは1万1千527㎞(歩き日数561日)となりました。今年はコロナ禍にも負けず、1月からの通算営業キロは981.9㎞(歩き日数41日)で、2000年5月からの暦年単位で記録を更新中です。