2023年2月の記事一覧
西南四国の旅!!その4(土佐昭和~窪川)後編
投稿日:2023年02月28日
③13時26分現在、温度は12℃であった。13時46分、四万十町北川を通過。13時53分、141歩ある北川橋(相去川)を渡る。13時53分より、全長137mある広瀬トンネルを通過する。14時26分、288歩ある野地橋を渡る。ここから四万十川に沿ったくねくねした道筋を歩き、やっと家地川駅(15時7分)に到着する。駅舎はトンネルを出た先にあった。この駅舎への立ち寄りは、今回の旅の中では最も難しい環境にあった。
※家地川駅への路
※家地川駅
④若井駅への道筋は地図の解釈を誤り、土佐くろしお鉄道の荷稲(かいな)駅方面に進んでいた。15時50分、若井トンネル辺りまで進行するが、この道筋を幾ら進行しても若井駅には到達できないと判断し、勇気をもって引き返す。再度、家地川駅経由で国道381号線の合流地点(16時48分)まで引き返す。1時間位ロスタイムが生じる。
※誤った路を進む、国道381号線に合流
※井細川、若井駅
途中、年配の女性に対面し、お伺いしたことが功を奏す。それは、「二つ目の橋を渡った先に若井駅があります」との回答であった。しかし、歩いても歩いても一つ目の橋は登場しない。そのうちに辺りは暗闇となる。やっと1つ目の橋を見つけす。ここで渡るか否か右往左往するが、教えて頂いた通り直進する。もし、渡っていれば、途中で山が前方に塞がり行き止まりとなる可能性が多々あった。ここから20分位歩いた先で民家が多くなる。うす暗い先に橋がうっすら見えて来る。丁度橋を渡ろうとした瞬間、ラッキーにも橋の向こうに列車の明かりが見えて来る。若井駅近しと確信する。
橋を渡り、100m位戻った線路下を潜って歩いた先に若井駅〈18時32分)があった。残念ながら暗闇のため、若井駅標識は確保できなかった。しかし、難関な若井駅を踏破でき達成感に浸る。この駅で5分位滞在しておれば、宿毛方面(18時38分)の列車到着の明かりでカメラに収納できたかも。でも、そのような余裕は全くなかった。
※若井駅
⑤橋を渡り、国道381号線をに合流する。辺りは暗闇で街頭はなし。車の明かりと白い車線を頼りに暗中模索で用心に用心して必死に歩く。このような体験は、2012年6月16日(土)、青い森鉄道の北高岩駅〈20時15分)から八戸駅(21時35分)に向かう際にも。懐かしい記憶が蘇る。19時20分、窪川橋を渡る。暗闇のため、窪川駅や美馬旅館わからず。19時9分、美馬旅館から確認の電話ある。「窪川駅に向かっています。19時半頃到着見込みです」と回答。何人もの地元のお世話になり、19時40分やっと美馬旅館に到着。この旅館で最寄地図をもらい、窪川駅には19時50分到着する。本日の歩きにより、予讃線(高松~宇和島)と土讃線(窪川~多度津)を結ぶ”予土線(宇和島~北宇和島~若井~窪川)”が繋がる。
※窪川駅
⑥美馬旅館の紹介で20時10分、居酒屋”いろり”に駆け込むことができる。ここで21時少し前まで英気を養う時間を頂く。本日は、悪天候の中、重いリュックを背負い、12時間も歩き続けた70歳を過ぎた自分を褒めてあげたい。有言実行の重みをひしひしと感じる一日となった。
※美馬旅館、居酒屋”いろり”
西南四国の旅!!その4(土佐昭和~窪川)前編
投稿日:2023年02月28日
2023年2月19日(日)雨/曇り、西南四国の旅の4日目は、予土線(土佐昭和~若井:営業キロ26.5km)と土佐くろしお鉄道(若井~窪川:4.4㎞)に挑戦する。今回の旅で30㎞超えと最も長い旅となった。しかもリュックを背負い雨模様で最悪のコンディション。かつ、歩く道筋には四万十川や山々が立ち塞がり、難関なコースであったが、これまで培ってきた体験の活用と必殺仕置人の心境で臨むこととする。当初の歩きでは、土佐昭和~家地川までの20.7kmであったが、ダイヤの関係から急遽、家地川~窪川までの10.2㎞を加えて臨むことにした。先憂後楽の考え方から結果大正解であった。
※ホテルチェックアウト
宇和島を6時4分始発で土佐昭和を目指す。今日は日曜日のこともあり、乗り鉄ファンや撮り鉄ファンなど7名の乗客の姿があった。各駅到着時刻は次の通り。
土佐昭和(7:37)〜土佐大正(10:40)〜打井川(うつい、13:05)~家地川(15:07)~若井(18:32)~窪川(19:50)
※宇和島駅
※土佐昭和駅
①小雨の中、7時37分、今回の旅で最も長い区間(8.9㎞)である土佐大正駅を目指す。これまで22年余の歩きで最も長いのは、宗谷本線の、天塩川沿いにある佐久~筬島(おさしま)までの18.0㎞である。それに比べレば半分の距離なので平常心で臨むことができる。7時40分、国道381号線にある昭和小学校体育館を通過。7時52分より、最初のトンネルである三島トンネル(万歩計で452歩)を通り抜ける。7時59分、第4四万十川橋梁を渡り鉄道の左側となる。8時1分、四万十町三島を通過。8時24分、暑くなりジャケットを脱ぐ。8時51分、瞬間的に雨上がる。8時55分より70mの津賀トンネルを通過する。9時2分、76歩ある音無瀬橋(津賀の川)を渡る。9時17分、四万十町茅吹手を通過。9時39分、右手200m位先の列車と対面する。9時46分より全長565mある浦越トンネルを通過する。10時、十和村から大正町となる。今は合併し共に四万十町。10時12分より、全長178mある田野トンネルを通過する。10時12分、212歩ある大正橋を渡る。10時23分、JR線下を潜る。10時27分、石鎚神社前で本日の安全を祈願する。大正の街並みを歩き、歴史を感じる土佐大正駅には10時40分到着する。特に国鉄の看板や土佐大正駅のレトロな看板が強く印象に残った。駅舎の中にはひな人形が飾られていた。この駅で数分滞在する。
※土佐大正駅への路、田野々トンネル、大正橋
※土佐大正駅への路、国鉄土佐大正駅の看板
※土佐大正駅、懐かしいフコク生命たばこ看板(50年前を思い出す)
②11時、熊野神社前から少し行った先で国道381号線に合流する。11時16分、道の駅住次郎前を通過。11時23分、打井川7㎞、四万十町役場22㎞、須崎50㎞と記した道路標識前を通過。11時29分、JR線下を潜り、鉄道の左側となる。11時36分、四万十町瀬里を通過。11時56分、完全に雨上がる。12時12分、四万十町下岡を通過。12時55分、肌寒くなったのでジャケット着る。13時、159歩ある打井川橋(四万十川)を渡る。100m位戻った先に打井川駅(13時5分)があった。道路から急な階段を10m上がったところにあった。足腰の弱い方はとても上れないような環境であった。幼少の頃上った火のみ矢倉を思い出した。再度、打井川橋を渡り国道381号線に合流する。後編に続く!!
※打井川駅への路
※渡川、打井川駅
※打井川駅
すうぶつメールマガジン2月号登場!!宗谷本線の旅
投稿日:2023年02月28日
ーーーー 目次 ーーーーーーー
1. 「生まれてこられたお礼に・・・」土田 琴世 (2013年卒 物理科学科)
2. 「駅舎立ち寄り日本鉄道つたい歩き旅」 樫原 勉(1973年卒 数学専攻)
宗谷本線(稚内=和寒:223.1km)8泊9日の旅Ⅱ
3. 「数学・物理まなびはじめ」
第41話 愛媛大学 藤田 博司 先生
第42話 立命館大学 田中 博 先生
4. メルマガに原稿の投稿を募集
5. 交流掲示板(原稿でなくても良い)
6. 編集後記
7. 事務局からのお願い
「駅舎立ち寄り日本鉄道つたい歩き旅」 樫原 勉(1973年卒 数学専攻)
宗谷本線(稚内=和寒:223.1km)8泊9日の旅Ⅱ
<3日目> 2015年6月22日(月)雨
夏至の日、6 時前に起床。ホテルロビーで朝食。7 時 25 分頃、ホテルチェックアウト。切符は7時35分頃から発売。運賃は南稚内まで3,670円であった。名寄発7時50分の電車で南稚内駅を目指す。本日、7時49分発の快速で旭川に向かうという年配の女性と名寄駅舎内で世間話をする。「神奈川から土曜日やって来て、昨日は和寒から名寄まで歩いた。そして、これから稚内から名寄まで歩く」旨を話すと驚いていた。「頑張って下さい」と激励を受ける。
名寄駅で沢山の高校生が下車。名寄駅を過ぎると、山間が続く。特急停車駅でもある美深駅でかなりの乗客数が下りる。音威子府(おといねっぷ)駅で数人の乗客が下り、乗車は私だけとなる。この駅(到着は8時52分)で28分の待ち時間がある。この時間を利用し、駅舎の周りの風景を写真に収める。先日のタクシー運転手のお話等によると、この辺りから風景が変わるとのことであった。
音威子府駅を過ぎると、天塩川に沿って暫く鉄道が続く。天塩川に沿って山々が続く。しかし、木々にそれ程急激な変化は感じられなかった。停車しない駅があった。糠南(ぬかなん)駅、安牛駅、南幌延駅、そして上幌延駅。幌延駅には 10 時、、、、、
詳しくは下記をご覧ください
↓ ↓ ↓ ↓
https://www.subutsu.com/wp-content/uploads/editor/File/2023/kashihara03.pdf
<編集後記>
樫原さん 宗谷本線をつたい歩きする旅Ⅱを読ませてもらいました。この旅は、駅舎立ち寄りと日本鉄道の魅力を存分に堪能するために計画されたもので8泊9日の長い日程でしたね。この旅で、多くの美しい景色と魅力的な駅舎を見た描写がありました。特に、稚内から和寒までの223.1kmに渡る宗谷本線は、海岸線を走るため、海の眺めが素晴らしかったこと。また、各駅舎には、地元の文化や歴史を伝える展示物や、鉄道ファンにはたまらない模型などが展示されていたことでしょう。日本鉄道は単なる交通手段ではなく、多くの人々にとって大切な文化的遺産であるということですね。寄稿をありがとうございました。
西南四国の旅!!その3(真土~宇和島)後編
投稿日:2023年02月27日
④12時46分、三間町元宗を通過。12時51分、宇和島市立三間幼稚園前を通過。13時10分、伊予宮野下駅に到着。丁度宇和島方面の列車がやってくる。13時17分、宮野下第1号踏切を横切り、鉄道の左側となる。13時26分、月見橋界隈で印象的な花壇がある地点を通過する。列車の中でコンビニの明かりが印象的な務田駅には13時33分到着する。この駅で宇和島駅から真土駅まで一緒であった撮り鉄ファンと遭遇する。「またお会いしましたね」と声をかけ別れる。
※伊予宮野下駅への路、伊予宮野下駅
※伊予宮野下駅
※花壇前、務田駅すぐ
※務田駅
➄務田駅から北宇和島駅までの営業キロ6.3㎞は本日の区間では最も長い区間であった。県道57号線(広見三間宇和島線)を、山の谷間を潜りながら歩く。13時43分、窓峠跨線橋を跨ぎ鉄道の右側となる。13時53分、宇和島市新屋敷を通過する。14時16分、高速道路下を潜る。14時36分、梅林口バス停前を通過。やっと予讃線の線路を跨ぐ。100m位先には予土線と予讃線が並走し、その先には北宇和島駅があった。15時23分、天理教踏切から左手300m位先に宇和島駅があった。予讃線の旅でも北宇和島駅を通り過ぎ、宇和島駅まで行き引き返す場面もあったが、幸いなことに本日はそこまでの事態にならず安堵する。マンションが背後にある北宇和島駅には15時29分到着する。
※北宇和島駅への路
※予土線と予讃線が合流
※北宇和島駅
※北宇和島駅
⑥宇和島市内を線路に沿って歩く。鉄道の左側は小高い丘があり、15時43分、JR線下を潜り、鉄道の右側となる。間もなく歩くとホテル界隈の道筋に出る。宇和島駅には16時到着。
※宇和島駅への路
※宇和島駅
➆ホテルで汗を流しあと、三顧の礼を尽くすため、ほづみ亭に立ち寄り、宇和島の最終日を堪能し英気を養う。お陰様で右足の膝辺りの痛みは解消されホットする。この調子であれば、予土線・中村線・宿毛線の踏破も可能である見通しがたちホットする。
※ほづみ亭で三顧の礼!!最後は鯛めしで
西南四国の旅!!その3(真土~宇和島)前編
投稿日:2023年02月27日
2023年2月18日(土)曇り/晴れ、西南四国の旅の3日目は、予土線の真土駅から宇和島駅まで営業キロ26.5㎞(うち北宇和島~宇和島1.5㎞は予讃線で踏破済み)に挑戦する。昨日と同様宇和島発6時4分の始発電車で臨む。ホテルを出た際は小雨模様であったが、真土駅到着の頃には雨があがっていた。折り畳み傘はリュックにあったが、明日は雨模様とのことで、ホテル1階にあるコンビニでビニール傘を購入する。ビニール傘は雨風にも強いし視界も広いので最適。昨日と異なり曇り空であったので、夜明けが少し遅く感じられた。本日は土曜日のため、高校生の姿はなかった。昨日と同様、松丸駅で昨日下車した方がおり、2名となる。このままでは、真土駅で私が下車したら1名になるのでは心配していたところ、吉野生駅で1名の乗車があり3名となり安堵する。
※宇和島駅、真土駅
真土駅には7時到着。運よく夜は明けていた。暫く歩いた先で昨日江川埼界隈でジョギングした影響で右膝辺りに少し痛みを感じるが、暫く歩いた先で痛みが和らぎ安堵する。瞬間的にはアップも考えたが、このような場面はこれまでのウォーキングで何度も経験しており、「筋肉が温まって来ると収まるだろう」と判断し、継続して歩いたのが功を奏した。予想通り吉野生駅到着の頃には気にならない程度に収まっていた。
本日は昨日と異なり、田園地帯を軸とする歩きとなった。各駅舎立ち寄り時刻は次の通り。
真土(7:02)〜吉野生(よしのぶ、7:41)~松丸(8;26)〜出目(いずめ、9:35)〜近永(10:10)〜深田(11:01)〜大内(11:55)〜二名(ふたな、12:21)~伊予宮野下(13:10)〜務田(むでん、13:33)~北宇和島(15:29)~宇和島(16:00)
①真土橋を渡り、国道381号線に出る。7時20分、ある神社前で本日の安全を祈願する。途中、国道381号線と分岐する左折する道筋を地図から判断して恐る恐る進む。くねくねした山道を歩く。暫く歩くと右手にJR線が確認できホットする。そして鉄道に近づく歩きとする。7時40分、吉野生交流センターがあった。ここから100m位歩いた先に吉野生駅(7時41分)があった。7時51分、万歩計で208歩ある広見川に跨る蔵王大橋を渡る。くねくねした道筋を進む。8時21分、松野町役場前を通過する。その先に予土線の途中駅で随一立派な駅舎をもつ松丸駅には8時26分到着する。この界隈には民家が沢山あった。
※吉野生駅への路
※吉野生駅
※松丸駅への路、松野町役場
※松丸駅
②8時44分、山の下バス停(宇和島バス)前を通過。そして、高台にある出目峠バス停(9時16分)前を通過。9時31分、出目踏切を横切り、鉄道の右側となる。100m位戻った先に出目駅(9時35分)があった。9時50分、160歩ある奈良川橋(奈良川)を渡る。10時30分、110歩ある陽路橋を渡る。9時58分、鬼北町防災センター前を通過。鬼の画像で一杯の鬼北町の中心の近永駅には10時10分到着する。駅界隈は商店街が広がっていた。この駅から200m位歩いた先に今朝かったビニール傘を近永駅トイレに置き忘れに気づき引き返す。5分位ロスタイムが生じる。
※出目駅への路
※出目駅
※近永駅への路。鬼北町防災センター
※近永駅
※鬼の絵、渡辺牧場
③県道283号線(広見吉田線)を歩く。10時36分、広見町清延前を通過。そして。10時51分、乳牛が一杯いる渡辺牧場前を通過。くねくねした農道を歩き、深田駅には11時1分到着。130歩あるてんおう橋を渡り、県道283号線に合流する。11時27分、鬼北町から宇和島市に入る。大内駅には11時55分到着。そして、県道283号線を淡々と歩いた先に二名駅(12時21分)があった。後編に続く!!
※深田駅
※山羊を背後にして、大内駅への路
※大内駅
※二名駅への路
※二名駅