福知山線の旅”その6(三田〜有馬温泉)
投稿日:2021年11月27日
2021年11月17日(水)晴れ、福知山線の6日目は、福知山線に接続する神戸電鉄の三田駅から有馬温泉駅までの営業キロ14.5㎞に挑戦する。当初は、尼崎駅から川西池田駅まで歩き、三田駅まで電車で移動し、その後神戸電鉄の電車を乗り継いで有馬温泉に向かう計画であった。
※いざ有馬温泉へ。尼崎駅駅への道筋、ベイコム総合体育館
※急なカーブの陸橋(2005年4月の脱線事故を思い出す)
しかし、福知山線の道場駅から西宮名塩駅までの区間(営業キロ8.2㎞)を、当初は2日間で予定していたのが、観光案内所や友人のサポートが功を奏し、1日で歩くことができた。これにより、1日余裕ができ、本日の運びとなった。歩く鉄道作家として、”福知山線の踏破”に加え、”地球直径相当突破”を祝う、由緒ある粋な有馬温泉で締める嬉しい最高の一日となった。
※神戸電鉄三田駅
ホテルの”あうん”で朝食をとり、7時55分チェックアウト。玉江橋線を歩いて、JR尼崎駅に向かう。8時37分、ベイコム総合体育館があった。尼崎8時52分の電車で三田駅まで移動する。
神戸電鉄(有馬・三田線)の有馬温泉駅までの各駅舎立ち寄り時刻は次の通り。
三田(9:48)〜三田本町(10:08)~横山(10:26)〜神鉄道場(11:05)〜道場南口(11:53)〜二郎(12:13)〜田尾寺(12:52)〜岡場(13:17)〜五社(14:08)〜有馬口(14:36)〜有馬温泉(15:10)
①10時1分、105歩ある平成大橋(武庫川)を渡る。幹線道路を歩いた先に三田本町駅(10時8分)と横山駅(10時26分)があった。横山駅からは公園都市線に行かないよう注意する。
※神戸電鉄の路線図(三田本町駅)
※三田本町駅、横山駅
②横山駅は小高い丘に面してあった関係で、神鉄道場駅への路はこの丘を下る道筋となる。10時30分、暑くなり上着を脱ぐ。10時40分、丘を下った先に三田学園前バス停(神姫バス)があった。10時43分、鉄道下を潜り、三田線の左側となる。田圃の中に鉄道が続いていた。10時49分、61歩あるてつや橋を渡る。工事現場のような荒れ地に面し、少し高台に神鉄道場駅(11時5分)があった。この駅に面して反対側の急な斜面の高台にはマンションがあった。11時13分、西山踏切を横切り、鉄道の右側になる。線路に沿って歩こうとするが、11時18分、山で行き止まりとなる。11時26分、神鉄道場駅に戻り、高台への階段を上り、道場南口駅を目指すことにする。神鉄道場駅は道路から50m位下にあった。
※神鉄道場駅への路
※神鉄道場駅
※西山踏切、高台から見た神鉄道場駅
➂鉄道に並走しない道筋を進む。11時36分、神戸市立北神戸町学校があった。高台を通り抜け、鉄道に近づいた先に道場南口駅(11時53分)があった。それにしても、神鉄道場駅から道場南口駅の区間は、道路と鉄道が大きく乖離しており、難しい区間であった。
※道場南口駅への路、道場南口駅
④11時58分、鉄道下を潜り、三田線の左側となる。鉄道に沿った農道を歩く。苺栽培のビニールハウスがあった。これを見ると、数十年前、両親が経営した苺ハウスを思い出した。苺経営の農家のご主人に出会い、「私の両親もかつて苺経営をしていました。懐かしくなりました」と声を掛ける。「どちらでですか」と質問がある。「香川県です」に対し、「私も香川県に視察に行きました」と回答がある。「頑張って下さい」と言ってこの場を去る。12時6分、中国自動車道下を潜り、77歩ある宮前橋(有野川)を渡る。複雑な地形の中に、二郎(にろう)駅があった。丁度電車がやって来る。
※苺栽培のビニールハウス、二郎駅
⑤引き続き、鉄道に沿った農道を歩こうとするが、行き止まりとなる。12時18分、幹線道路に戻る。12時27分、大歳神社に本日の安全を祈願する。12時36分、高速道路下を潜る。12時41分、牛舎があった。12時44分、72歩ある有野橋(有野川)を渡る。12時52分、田尾寺踏切を横切り、少し行った先にに田尾寺駅(12時52分)があった。13時12分、左手に鉄道、右手に岡場公園に面した道筋を歩く。その先に岡場駅(13時17分)があった。賑やかな駅前であった。
※大歳神社、田尾寺駅
※岡場駅
⑥鉄道の右側を淡々と歩く。13時36分、遷座1300年の記載がある有間神社前を通過。13時41分、紅葉が綺麗や山道を歩く。複雑な道筋で右往左往するが、地元の人のお蔭で、五社駅には14時8分到着することができる。70歩ある清瀧橋(有野川)を渡った先にあった。それにしても、川と高速道路が絡み、複雑な地形の中にあった。地元の人の応援がなければ、未踏破になっていたかも知れない。感謝の気持ちで一杯となる。
※五社駅への路、清瀧橋、遠くに五社駅
※五社駅、五社厄除地蔵
⑦有野川に沿ってた山道を歩く。14時17分、五社厄除地蔵があった。14時33分、51歩ある人道橋を渡る。上り坂のところに有馬口駅(14時36分)があった。この駅は、三田線(三田〜新開地)と有馬線(有馬口〜有馬温泉)の合流駅であった。この駅から少し行った先で、坂を上る道筋が分岐しており、坂を上る。その先の踏切先で道筋が変だと思い、右往左往する。止むを得ず、踏切待ちのドライバーに有馬温泉の道筋をお伺いする。「この踏切を渡っては行けません。戻った交差点から道なりに歩けば有馬温泉駅に行けます」と丁寧に教えて頂く。数分のロスタイムが生じたが、リカバリーできホットする。これで、何とか16時前に今晩の宿”ねぎや陵楓閣”に到着できそうになりホットする。
※有馬口駅
⑧14時46分、三田線下を潜る。坂道を淡々と上る。14時51分、水無バス停(阪急バス・神姫バス)があった。14時51分、40歩ある水無橋を渡る。15時10分、”日本第一神霊泉有馬温泉”と記した標識前を通過。高速道路への道筋がこの界隈にあった。15時10分、有馬線下を潜って、少し行った先から温泉街となる。15時19分、三宮行きのバスと対面する。途中、右手の坂を30m位上った先に、”ねぎや陵楓閣”(15時27分)があった。ここから数分歩いた先に、有馬温泉駅(15時31分)があった。
※有馬口駅界隈、三田線を潜る、有馬温泉駅への道筋
※有馬温泉駅、ねぎや陵楓閣の看板
⑨坂道を上り、ねぎや陵楓閣には15時37分到着する。これで、有馬温泉が、城崎温泉や下田温泉などと同様、神奈川県自宅や香川県実家からも鉄道を通じて繋がる。有馬の湯で美味しい料理と美味しい酒を堪能し、福知山線踏破と地球直径相当突破を祝う。この宿の通路には、将棋の十段戦が開催された模様が展示されていた。高橋・福崎・桐山・原田など将棋棋士の画像や直筆のサインがあった。偶然にも由緒あるホテルに宿泊させて頂き、ラッキーであった。
※ねぎや陵楓閣
※ゆったりした”亀尾”、用意したチラシ!!
※体にもやさしい粋な料理!!
※高橋・福崎棋士による十段戦、桐山・原田棋士のサイン
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