JR赤字記事!!鉄道ファン 大ショック
投稿日:2022年07月29日
2022年7月29日(金)、朝日新聞の朝刊第1面、社会面にJR線の赤字記事が出ており、これを見る否や鉄道ファンの一人として大ショックを受けました。
新聞によると、JR東日本中、”赤字額が10億以上の区間”は28区間あった。このうち、歩き鉄(鉄道つたい歩き)や乗り鉄で立ち寄った区間14カ所は次の通り。
①奥羽本線(歩き鉄) 東能代〜大館、大館〜弘前
②山田線(乗り鉄) 上米内〜宮古
➂釜石線(乗り鉄) 花巻〜遠野、遠野〜釜石
④大船渡線(乗り鉄) 一ノ関〜気仙沼
⑤羽越本線(歩き鉄) 村上〜鶴岡、酒田~羽後本荘
⑥水郡線(歩き鉄) 常陸大宮〜常陸大子、磐城塙〜安積永盛
⑦上越線(歩き鉄・乗り鉄) 水上〜越後湯沢
⑧内房線(歩き鉄) 館山〜安房鴨川
⑨外房線(歩き鉄) 勝浦~安房鴨川
⑩小海線(歩き鉄) 小淵沢~小海
これまで日本の鉄道1万3千569㎞(活動日数664日)を歩いて感じたことは、次の通り。
①地本鉄道の大半は、通勤ではなく高校生などの通学に利用されている。従って一日数便のダイヤも通学時間帯に配慮し組み立てられている。
②駅舎の多くが段差があり、高齢者には利用しにくい。
➂通学時間帯を除くと車両には数人の乗客しかいない。
しかし、収支の観点から地方の鉄道を機械的に切り捨てると、日本の各地が一層過疎化し里山化する恐れがあります。日本の鉄道は津々浦々に続く”美しい日本”の文化・伝統などを守るためにも重要であると考えます。また、人間の体に例えると動脈・静脈・毛細血管と考えます。このうち、赤字路線である毛細血管を除去すると、体内に血液が上手く循環しません。
永田町の先生方には、政治・経済・防衛・エネルギー・少子高齢化・ウイルス対策・教育・宇宙科学などなど幅広い日本の種々の課題にも勘案しながら、地方鉄道の赤字路線に関しても、地元の現状を十分に掌握・理解し汗を流して頂き、地元の自治体とも連携し、何とか廃線にならないような対策をお願いしたい。すなわち、鉄道ファンの一人として、歩く鉄道作家として地方鉄道の存続を強く望む次第です。
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