第2作目著書への心温まるメッセージ第2号
投稿日:2012年09月24日
~小説”樫原 勉”物語ですね~
同じアクチュアリー・年金数理人で立命館大学の1年後輩である 樫原 君と知り合ったのは、私が公的年金から企業年金の仕事に転籍した平成16年頃のことでした。
初対面当時、人の内面は顔に出るとも言われますが、体型からして大相撲力士の「アンコ型」をし、内外面共に親しみやすい風貌をしているとの印象でした。その後、数理関係や大学同窓会の会合で何度か会っているうちに、お腹がへこんで全体にスリムかつ健康そうな日焼け色で精悍な容姿になって、日常会話では、うどん(香川)県言葉が混入することもありますが、まさに「ダンディ型」の小父さんに瞬く間に変身してしまったのには驚かされました。
訳を聞くと、歩くこだわりを持って―鉄道つたい歩き―をしているとのことでした。初めて聞く言葉でしたが、“東海道本線踏破編”と今回の“仙台=下関踏破編”を読んで更に驚き、経験のない感動を受けました。
樫原君は「鉄道つたい歩きの実録を読者の方に紹介したい」と説明していますが、この二編には、筋書きのない鉄道つたい歩きばかりではなく、訪れた先々の風土、地元・郷土・高校大学・会社の人々との楽しい付き合い、好みの歌・食べ物、仕事・生き方へのこだわり、樫原君自信の優しい人柄等々、多くのことが織り込まれていて、教えられるばかりではなく、同じ団塊の世代の者として勇気づけられるもので、単なる実録紹介本というよりは「小説 “樫原 勉 ”物語」と言えるのではないかと思います。
「人生の臨終を迎える際、“自分が納得ゆくマラソンであった” と言えれば私の夢は最高となろう」と述べています。この鉄道つたい歩きにも臨終の前に何時かゴールを迎える日が来ることと思います。最後の4,122m(良い夫婦)のウォーキングは、是非、お世話になった奥さんと手を取り合ってゴールインし、都内で完走のお祝い会を関係者で開催させて頂きたいものです。
西野 孝幸 氏(アクチュアリー・大学先輩)
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