北陸本線の旅!!その2(加賀温泉〜金沢)

投稿日:2018年08月11日

※金沢駅、加賀温泉駅

北陸本線の旅の二日目は、金沢から始発のしらさき52号(米原行き)に乗車し加賀温泉まで移動する。当初は5時48分のしらさぎ2号であったが、本日は金沢から加賀温泉まで営業キロ42.3kmもあるので移動時間を前倒しにして対処する。これまでの経験から所要時間は14時間位要するだろうと予想したからだ。すなわち、移動時間を含め金沢に到着する時刻は20時頃になると。終点が賑かな地点でも周りが暗いと風景を堪能できないし、不案内による不安が付きまとうので・・・。40㎞越えへの挑戦は久し振りである。これまでの最高は平成27年6月27日(土)に歩いた宗谷本線の天塩川温泉から名寄までの区間(45.3㎞)である。偶然にも最長記録更新以来となった。

※加賀温泉駅

動橋駅、北陸本線の車両(この界隈で地図ロスト)

この季節、5時になると周りは明るい。風景を見ながら移動する。鉄道に沿った路筋もあれば、水田や民家などに覆われて道筋が見えないエリアもあった。川はあったが、幸いなことに山越えはなかった。感覚的には平坦なコースのため比較的歩きやすいコースと思ったが、動橋と粟津の中間点辺り(七曲り街道跡:加賀市と小松市の市境)で地図を途中ロストにより、歩くのに相当手間取る。一方では、カッシー館のトップページにあるように、鉄道や電柱による”鉄道案内人”による歩きのため、ゲーム感覚での歩きをほぼ終日楽しむことができた。

※粟津駅、小松駅

※小松駅前の雷鳥、明峰駅

すなわち、加賀温泉〜動橋〜粟津〜小松〜明峰〜能美根上〜小舞子〜美川~加賀笠間 〜松任〜野々市~西金沢〜金沢(42.3㎞)のコースである。

※能美根上駅、小舞子駅

大きな加賀大観音像(73m)が印象に残る加賀温泉駅には5時26分到着。北陸新幹線の工事もあり、ホームから改札口まで大回りを余儀なくされる。5分位少し福井方面に向かって線路を越えるかこのまま金沢方面に向かって線路を超えるか右往左往する。迷った結果、後者を選択する。歩くや否や、サングラスを着用しても太陽のまぶしさで前方の視界を遮られる。地図があったので、動橋までは順調に歩くことができる。小松市入口辺りで地図をロストにより、少しパニック状態になる。数年前の函館本線踏破(妹背牛駅に向かう途中)を思い出した。それに比べれば何とか歩けるだろうと自問自答する。しかし、粟津駅までは線路探しに骨が折れる。路地から路地の歩きとなったため、明峰駅も地元の人のお世話になり踏破できる。能美根上駅の踏破辺りで12時前となった。運よく駅前に食事処があったのでざるラーメンを注文する。団体客があったので少し食事まで時間を要したが。そのお蔭で火照った体を冷やしてくれた。美川駅手前の石川の酒と同じ名称の手取川(13時32分通過)は印象深い。美川大橋(万歩計で670歩)下には沢山のモーターボートが停泊していた。海まで500m位で見晴らしも中々のものだった。

※手取川(石川県の地酒でよく飲む日本酒と同一名称)

※美川駅、加賀笠間駅

※松任駅、D51形822号蒸気機関車(松任駅前)

加賀笠間駅から蒸気機関車がある松任駅まで(営業キロ4.4㎞に93分要する)も相当手こずる。右往左往しながら、地元人のお世話になりやっとのことで16時35分到着する。金沢駅前に続き、松任駅前でも38年間お世話になったフコク生命ビルと対面する。この駅の踏破には苦労したが、感動また感動。野々市駅や西金沢も地元の人のお世話になり、やっと19時41分、金沢駅に到着する。本日も昨日に続き、猛暑の中での歩きとなったが、リュックを背負わず身軽な格好で歩けたこともあり、当初の目標を達成する。ホテルで汗を流した後、昨日お世話になった”GOEN”に向かう。昨日お話しさせて頂いた谷店長の他に、田井中代表とも旅の話を中心に石川県地酒”手取川”などを堪能しながら懇談させて頂く。本日も充実した一日を過ごさせて頂き、天や神に感謝の気持ちで一杯となった。

※フコク生命ビル、野々市駅

※西金沢駅、金沢駅

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