美しい日本を大切にしたいとは
私は殆ど外国旅行をしていないので、おこがましい感想かもしれないが、仙台から下関まで歩き、改めて、美しい日本に誇りがもてた。土地土地の文化・伝統・民芸等に加え、津々浦々まで続く、理路整然とした町並み、近代的な建物、緑多い野原、雄大な山河、景観な海岸線等。
このような美しい日本の一部が、先日の大震災で一瞬にして消滅した。人類の図り知れない自然の脅威にはただただ驚いた。30mもの津波が起こるとは。また、原発事故を通じて、「生兵法は大怪我のもと」も痛感した。さらに、日本人の絆の強さも。加えて、日本と余り親密でないと思われる国からも支援があり、非常に心が温まった。テレビや新聞等で話題となった「無縁社会」とは逆の動きがあったからだ。
このような美しい日本をいつまでも大切にして欲しい。そのためには、自然からの脅威を少しでも緩和するための、宇宙規模で科学技術等の研究が必要になろう。
また、少子高齢化問題、年金医療問題、北方領土問題、地方の過疎化問題、エネルギー問題等我が国には問題点が山積している。民主党・自民党等が足を引っ張っている時間の余裕はない。明るい日本の樹立を目指した「平成維新」を永田町の先生方に早急にお願いしたい。そのためには、行き当たりばったりの政治ではなく、100年、200年先を見据えた、国民に納得が行く政治姿勢が必要だろう。そして、子々孫々に美しい日本を渡したいものである。